SDGsに掲げられた全てに必要不可欠な17番目の目標

SDGs（持続可能な開発目標）で定められた17の国際目標の最後に掲げられた「パートナーシップで目標を達成しよう」。

SDGsで掲げられている全ての目標に関連する内容として、

「持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」

という目標達成の加速に必要不可欠なテーマになります。

具体的には、先進国だから、発展途上国だからという見方ではなく、

「国境を越えて全ての国同士が一丸となって持続可能な社会を実現させること」

そのために資金、能力構築、貿易、政策の公平性や一貫性を保ち、各国が抱える課題に対してパートナーシップとタイムリーなデータの共有を強化することが求められています。

グローバル・パートナーシップの活性化に力を入れているNPOの取り組み事例

こうしたグローバル・パートナーシップの活性化に力を入れているのは、国や企業だけではありません。NPOをはじめとした民間団体もさまざまな方法で取り組みを行っています。

ここではその一例として、2つのNPOについてご紹介します。

認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会（JCV）

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貧しかった戦後に先進国から支援をしてもらった「ありがとう」という気持ちをつなげることをビジョンに掲げ、命を救うワクチンを世界中に贈る活動をしているNPOです。

個がつながって実現した支援額は、この28年間でポリオワクチン115,964,399人分に上り、ワクチンが打てず命を落とす子どもたちを半減させることにつながりました。

それでもなお、20秒に1人の命が失われている現状の解決に向け、JCVではパートナーシップの拡大と連携の強化に尽力しています。

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会

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読み書きをはじめ、学ぶ環境がないことが原因で、紛争や貧困につながっている国が世界中にはたくさん存在します。

シャンティ国際ボランティア会は、学ぶ環境を実現することによって1人1人が「心の平和」を持つことを目標に、「本」をきっかけとした支援活動を開始しました。

この本を通じたパートナーシップの力によって、教育環境の整っていない地域にこれまで届けた絵本の数は36万冊以上にも上り、400校以上の学校建設、1,000館以上の図書館や図書室の設置へとつながっています。

SDGs17番目の目標達成に向けて私たちができること

個の力には限界がありますが、個の力が結びつけば相乗効果が生まれ、何倍もの大きな力になります。

国家レベルで考えると壮大な目標に思えるかもしれませんが、あなたがお住まいの地域単位でもパートナーシップの活性化に目を向ければ、私たち個人ができることがたくさん見えてくるのではないでしょうか。

お宝エイドでは、さまざまな社会課題の解決へのチャレンジするNPOやNGOといった非営利団体とパートナーシップを組み、物品寄付型ファンドレジングプログラム『お宝エイド』事業を展開しています。

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