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SDGs(持続可能な開発目標)

SDGs 6と9「インフラ整備」の必要性がわかる漫画・映画・小説3選

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「インフラ整備」が当たり前ではない地域が抱える現状と問題

蛇口をひねれば綺麗な水が出て、ボタン一つで明るい電気がつく。スマートフォンやパソコンでインターネットに繋げば、24時間好きな時に必要な情報を得ることができる。

こうした環境は、私たちが住む日本では当たり前のことですが、こうしたインフラストラクチャー(以下、インフラと表記)が整備されていない国は、世界にはまだたくさんあることをご存知でしょうか。

2015年に国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)では、6番目に「安全な水とトイレを世界中に」について、そして9番目には「産業と技術革新の基盤をつくろう」という目標が掲げられています。

国連の2020年のSDGs報告によると、世界人口のおよそ3~4割の人たちは、安全に管理された飲料水が飲めなかったり、手洗いをするような基本的な設備すら自宅にない状況にあると言われています。

また、国全体が貧困状態とされる後発開発途上国では、インターネットを利用できるのは5人に1人未満という、いまだ情報環境が皆無といってよい地域も世界には数多く存在しています。

日本に住んでいると、こうした最低限のインフラすら整備されていない場所が、世界にはまだたくさんあるという現状は、なかなか想像しにくいものです。

そこで今回は、インフラ整備の重要性やSDGs6や9の目標を実現していくことの難しさについて、より身近に感じるきっかけとして、インフラをテーマとした日本の漫画・映画・小説を紹介したいと思います。

「インフラ整備」の大切さや難しさがよくわかる漫画・映画・小説3選

サラリーマン金太郎

1994年から週刊ヤングジャンプで連載が開始され、ドラマ化・アニメ化もされた本宮ひろ志によるビジネス漫画です。

主人公矢島金太郎のサラリーマンとしての活躍と成長を描いた作品ですが、第8巻~10巻では、矢島金太郎がアフリカの砂漠にあるナリビア国(仮名)のインフラ整備として、マイクロウェーブ送信局建設を命じられる話が収録されています。

言葉や文化の違いに加え、猛烈な炎天下や砂嵐など自然環境の過酷さを目の当たりにすることで、先進国が発展途上国や後発開発途上国でインフラ整備を行っていくことの難しさを感じていただけると思います。

マザーウォーター

松本佳奈監督による2010年に公開された日本映画。京都を舞台に、ウイスキーバーの店主であるセツコ(小林聡美)、コーヒー店を営むたか子(小泉今日子)ら男女7人の日常を描いたヒューマンドラマです。

映画のタイトルである「マザーウォーター」は、ウイスキーを作る際の仕込み水のことで、美味しいウイスキーを作るために欠かせない水です。

本作では、この「必要不可欠な水」をテーマに、当たり前のように水が流れていることがいかに恵まれていることなのか。そして、綺麗な水があることによって人々の生活や文化が成り立っていることを再認識させてくれる作品となっています。

家康、江戸を建てる

2016年に祥伝社より刊行され、2019年にはテレビドラマ化された門井慶喜の短編歴史小説です。

題名のとおり、豊臣秀吉の命で関東へ国替えした徳川家康が、江戸の街並みや城を築いていく様子を描いた作品ですが、物語の主人公は家康ではなく、江戸を開拓した職人たちとなっています。

利根川水系による低湿地や洪水が起こりやすい地形にあった場所に260年続く江戸の街並みを築いていくインフラ整備の背景には、職人たちの並々ならぬ苦労と努力があったことを、歴史を通じて私たちに教えてくれます。

また、400年以上前の日本と同じ環境が世界にはまだたくさんあるという視点で読んでいただければ、インフラ整備の必要性はもとより、インフラが整うことによって、どれだけ人々の暮らしが豊かになるのかという理解が深まると思います。

「インフラ整備」が必要な地域に私たちができる支援とは

本記事でお伝えしてきたように、世界中には安心・安全に暮らすための最低限のインフラが整っていない国が未だ多く存在します。

こうした国々にインフラを整備していくためには、私たち日本のような先進国の力が必要不可欠です。

現在、日本では国家レベルでの経済的、技術的支援はもちろん、現地でインフラ整備を行っている日本の民間団体やNPOが、このように一例を挙げるだけでも数多くあります。

このように官民一体になって取り組んでいかなければ、SDGsで掲げられている目標を達成することはできません。さらに、その活動を継続していくためには多くの資金が必要となってきます。

「お宝エイド」では皆さまから郵送いただいた物品を換金し、本記事で紹介した民間団体やNPOの活動原資として送り届ける取り組みをしています。

あなたが使わなくなって処分を考えている物はインフラが整っていない国や地域へ大きな力となります。こうした支援活動の第一歩を、お宝エイドからはじめてみませんか。


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参考文献

[1] SDGs報告2020 | 国連広報センタ

この記事を書いた人
KOBIT編集部:Fumi.T KOBIT公式サイト
飼い猫のさんごちゃん
広告営業のサラリーマン時代から一転、鹿児島県の離島に移住して10年。現在はWebフリーランスとして活動中。妻の無類の猫好きが高じて、先住猫と保護猫合わせて7匹を飼っている他、地域の保護猫活動にもWeb担当として参画中。

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